武宇無災雷

風が吹けば桶屋が儲かる
このことわざのちゃんとした説明をあなたはできますか?



今日上司からいきなりこんな質問を投げかけられました。
で、私の解釈を言いました。「昔の家はそこまできっちり作られていなかったから、風が吹けばすき間風が入ってきて寒いので、家にある桶を解体してその隙間を埋めるために使う。だから桶屋が儲かる」と答えました。言った後になんかおかしい、これはことわざなのに何の教えや意味にもなってねぇ・・と思いました。
するとその上司がニヤニヤとして正解を教えてくれました。
正解は、これです。
①風で砂埃が舞い上がる。
②その砂が目に入り、失明する人が増える。
③当時、盲者が就ける職業は三味線弾きぐらいだと思われていた。故に、三味線弾きが増える。
④三味線に張る猫革を集めるため、猫が大量に殺される。
⑤猫という天敵が減ったことによりネズミが大発生する。
⑥多くなったネズミが桶を食害する。
⑦食害された桶は使えなくなって桶屋に桶を買いに行く。
⑧故に、桶屋が儲かる。


まぁ要するに、意外なところに影響が出るという意味。これを俗にバタフライ効果と呼ぶそうです。ちなみにバタフライ効果というのは北京で蝶々が羽ばたいたら、ニューヨークで嵐が起こるという意味です。
でも桶屋が儲かる方もバタフライの方もありえない事です。目が見えなくなったからってみんなが三味線弾きになるとは限らないし、北京で蝶々が羽ばたいたからって嵐が起きるはずがない。
なんか桶屋の話は落語の話から来てるらしい。面白い。落語っていいかも・・・。
ipodのサービスで、動画付きで落語をマイipodにダウンロードして楽しめるらしい。
デジタルな若者文化にアナログな日本文化の融合がイイ!!時代はサイクルするんやなぁ・・。